ひとつ加えるだけで着物コーデのオシャレ度急上昇! 京都の和雑貨ショップ

ひとつ加えるだけで着物コーデのオシャレ度急上昇! 京都の和雑貨ショップ

秋本番となり、京都へ遊びに来られる方も増えてきました。また、晴れの日が多く気候のいいこの時期は、着物でのお出かけ日和でもあります。レンタル着物やご自身の着物でお出かけをするとき、髪飾りやバッグなど、小物を少しアレンジすることでいつもの着物がセンスアップします。
そこで今回は、京都で人気の和雑貨店を厳選してご紹介していきます!

着物姿を極めたいなら、髪飾りの「おはりばこ」

着物コーデをランクアップさせたいなら、お気に入りの髪飾りを加えてみてはいかがでしょう。京都・大徳寺の近くという風光明媚なところに和雑貨店「おはりばこ」はあります。

おはりばこといえば、有名なのは「つまみ細工」の髪飾り。熟練の職人さんによる手作業で作られたつまみ細工は、どれも繊細で可憐。普段着の着物もつまみ細工のかんざしが一つあれば、一気に華やかになります。

アンティーク風の華やかな着物であれば、髪飾りも大振りにしてとことん可愛く、シンプルな着物であれば、一輪だけの小ぶりなものだとバランスが取りやすいですよ。

また、「おはりばこ」ではつまみ細工の体験教室もされています。旅先のスケジュールに組み込んで、出来上がった飾りをさっそく着物コーデに取り入れてみるのもいいですね。

古布を使ったがま口が着物との相性ぴったり!まつひろ商店

がま口の卸販売を長くしていた「まつひろ商店」。今ではお財布やバッグの完成品を販売されるお店として知られています。

「まつひろ商店」の魅力は主に2つ。

まず1つめは、とにかく種類が豊富なこと!小銭入れとしてよく目にする形のものでも、500円玉がぴったり入るような小さなものから、肩から下げられるポシェットのような大きさまで何種類も。また、ペンケースとして使える細長いものや名刺入れとして使えるものまで、珍しい形のものがたくさんあるんです。

筆者は名刺入れを持っていますが、口が大きく開くので出し入れしやすくもう10年以上も愛用するほどのお気に入りです。

2つめに、生地の種類のバリエーション。昔の着物を使った繊細なちりめん素材、北欧風の現代的な生地などさまざま。特に古布を使ったものは2つと同じものがない、ということもあるのでまさに「一期一会」というのも、お宝探しをしているようで、お買い物をしている時間すら楽しめちゃいますよ。

店舗は街中から近い三条本店のほか、北野天満宮のそばにある上七軒店があります。

和と洋が融合されたテキスタイルが魅力の「SOU・SOU」

個性的なオリジナルのテキスタイルを使った地下足袋や洋服、雑貨が人気の「SOU・SOU」。特に地下足袋は日本独自のスタイルで、はき心地もよく、今や外国人のファンもたくさんいます。

地下足袋のほか、伊勢木綿という三重県の伝統的な布を使うなど、京都発祥のブランドながら、京都にこだわることなく日本の上質な素材や技術を大切にしているところも特徴。

そして、何と言っても、デザイナー・脇阪克二さんによるカラフルなテキスタイルが目を惹きます。菊や松など和風のモチーフもありますが、どこか北欧調にも見えて、和と洋を飛び越えたようなデザインに魅了される人は後を絶ちません。

「SOU・SOU」では着物を仕立てることもできますが、小物で取り入れるなら、バッグや風呂敷はいかがでしょうか。

カラフルな柄のものなら、お母さんのお下がりのような少し渋めの着物もグッと華やかになりますよ。

お店は修学旅行生も多く訪れる「新京極通り」を少し中へ入ったところにあります。地下足袋、服、かばんなどそれぞれに分かれた店舗が集まるエリアは通称「SOU・SOU村」とも呼ばれています。ぐるっと見て回ったら、時間を忘れて楽しめますよ。

街歩きを楽しみながら着物コーデに磨きをかけるのも楽しい!

着物文化の根付く京都は、和にちなんだ雑貨もたくさん!着物で観光するなら、「今のコーデに似合うものは?」という視点でお店を巡るとより一層楽しめます。小物から揃えていって理想の着物スタイルを叶えていくのもきっと楽しいですよ!

おくむらかなこ

関西在住のライター。ビンテージファッションが好きで、その延長として着物も普段着として楽しむように。大胆な色柄が多い昭和初期のアンティーク着物が特に好み。京都のガイドブックや情報誌の編集・ライターをしていたことから、京都の文化やグルメにも詳しい。

着物ライター おくむらかなこ
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