浴衣をセンスアップする、帯回りの小物使い

浴衣をセンスアップする、帯回りの小物使い

ひと夏に何度も浴衣を着る機会があると、少し着こなしを変えてみたくなりませんか?今回は小物を加えてコーディネートに変化をつけるコツをご紹介していきます!

いつもの浴衣コーデに帯締め、帯留をプラスする

もっとも手軽に変化を付けられるのは、帯締めと帯留をいつものコーディネートに加えること。
帯締めは本来、名古屋帯や袋帯を締めるときに使う紐です。浴衣に合わせる半巾帯には不要ですが、飾りとして付けるとアクセントとして使えます。浴衣や帯に使われている色のうち一色を帯締めの色に選ぶと合いやすいですよ。

帯留とは帯締めに通して使う飾りのこと。浴衣と合わせるならば、ガラス製の帯留めが夏らしくて涼しげです。最近ではレジンを使った透明感のあるものも多いです。
帯留を付ける際に注意したいのが、帯締めの太さ。一般的に「帯締め」と呼ばれているものだと、帯留の金具より太くて入らないので、「三分紐」「四分紐」と呼ばれるような細い紐を選ぶようにしましょう。

手芸店で手に入る、帯締め・帯留めの代用品

年に数回のみの浴衣なら、あまり高価なものはいらない、という方もいますよね。その場合は別のもので代用してみてはいかがでしょうか。

帯締め・帯留め

帯締めは手芸店で売られているリボンやレース、チロリアンテープが使えます。一般的な帯留めよりもポップで個性的になるので、「周りとかぶるのがイヤ!」という方におすすめです。長さは1mあれば十分なので、種類にもよりますが数百円で手に入ります。

帯留はブローチで代用することができます。帯締めを通すための金具が手芸店で手に入りますので、それをブローチの針に通すだけで帯留として使えます。古着屋さんで売られているヨーロッパ製のブローチなども意外と和装と相性がいいですよ!

お気に入りのヘアアクセサリーが帯飾りに

かんざしやヘアアクセサリーを帯飾りに使うこともできます。
かんざしなら帯と浴衣の間に挿して、飾りの部分を垂らしておくと歩くたびに揺れてきれいです。ヘッドアクセサリーはクリップで留めるタイプのものであれば、帯を挟むように付けると華やかになります。ただし、帯やクリップの素材によっては、帯に跡が残ってしまうこともあるので注意してくださいね。

かんざしなら帯と浴衣の間に挿して、飾りの部分を垂らしておくと歩くたびに揺れてきれいです。ヘッドアクセサリーはクリップで留めるタイプのものであれば、帯を挟むように付けると華やかになります。ただし、帯やクリップの素材によっては、帯に跡が残ってしまうこともあるので注意してくださいね。

ヘアアクセサリーは和風のものでなくても大丈夫!
洋服に合わせて使っているものでも、意外と合います。結婚式に列席するときに使うような、パーティー用の少し大ぶりなものがクローゼットに眠っているなら、一度浴衣に合わせてみてはいかがでしょうか。

結ぶのが簡単な兵児帯にトライしてみる

大きく雰囲気を変えたいなら、思い切って帯を変えてみるのはいかがでしょう。

おすすめは兵児帯と呼ばれる芯の入っていない、柔らかくてヒラヒラとした帯。小さなお子さんが付けるイメージですが、大人の女性が付けてもやさしくて可憐な印象になりますよ。素材にもよりますが、WEBショップを見てみると、2千円くらいから購入できますので、帯締めより安いことも…。

締めるのが簡単というのも、兵児帯の大きな魅力です。結ぶとクシュクシュッとした形になるので、蝶結びをして少し整えるだけでもふんわりとしたシルエットで様になります。
帯結びが苦手で、あらかじめ結び目が形作られている「作り帯」を使っている方も多いですが、兵児帯なら初心者さんでもトライしやすいですよ。

洋服用の手持ちのアクセサリーが意外と使える!

簡単に雰囲気を変えたいなら、やはり帯回りに飾りをプラスするのがおすすめ。和装用の帯飾りもかわいいものがたくさんありますが、まずはご自身のアクセサリーケースを見返してみてください。

意外と浴衣とマッチするものが見つかって、新たなコーディネートが生まれるかもしれませんよ!

おくむらかなこ

関西在住のライター。ビンテージファッションが好きで、その延長として着物も普段着として楽しむように。大胆な色柄が多い昭和初期のアンティーク着物が特に好み。京都のガイドブックや情報誌の編集・ライターをしていたことから、京都の文化やグルメにも詳しい。

着物ライター おくむらかなこ
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