幻想的な千本鳥居に感動!伏見稲荷を参拝しよう

幻想的な千本鳥居に感動!伏見稲荷を参拝しよう

初詣の参拝だけでなく、今や外国人が選ぶ人気観光スポット第一位となるなど、世界中の旅行者から注目を集める京都の伏見稲荷大社。有名な千本鳥居をはじめとした注目スポットのほか、参拝の見どころをご紹介します。

祇園から電車で一本。京都の郊外にある「伏見稲荷大社」

全国に30,000あるとされる「お稲荷さん(稲荷神社)」の総本宮である伏見稲荷大社。商売繁盛の神様として全国から参拝者が訪れます。
京都市の南部に位置しており街なかからは少し距離がありますが、京都への観光の定番スポット・祇園からは電車1本で行けるため祇園と合わせて一日で巡ることも可能です。京都駅からも近鉄電車に乗り換えたら1本で行けますので、新幹線で着いてからすぐに向かうこともできますよ。
伏見稲荷大社は稲荷山の山頂も含めた広大なエリアが敷地となります。参道も神社の中も階段や坂道がたくさんあり、ローヒールの歩き慣れた靴でのお出かけがおすすめです。

周囲にはレンタル着物ショップもあり、着物姿の人も多いですが、もし草履で歩くことが不安なら、斜面を歩くときだけスニーカーを履いてもいいかもしれません。キャンバス生地のシンプルなものであれば、着物とも合わせやすいです。せっかくの観光ですから、鼻緒擦れで傷めたり歩き疲れた思い出が残るよりは、少し手間でもスニーカーと草履を併用してはいかがでしょうか。

千本鳥居で撮影をするなら、人の少ない復路がおすすめ

伏見稲荷大社といえば、朱塗りの鳥居が隙間なく並ぶ『千本鳥居』が有名ですよね。神秘的な空間は、一度は味わっていただきたいもの。
ここ数年は特に、海外からの観光客が多いこともあり平日でも大にぎわい。この鳥居を目当てに訪れる人も多いので、鳥居の中も渋滞が起こっています。やはり皆さん、記念撮影をしたいですものね…。
ただ、渋滞の中での撮影はさらなる混雑を生みますし、知らない人もたくさん写真に入り込んでしまいます。

そこで私のおすすめは、復路に撮影すること!鳥居の道は途中から二手に分かれ、ルートの半分以上が一方通行になっています。折り返し地点は「奥社参拝所」と呼ばれるところで、売店や「おもかる石」、さらに奥の方へつながる道などがあります。休憩する人、奥へ進む人など進路が分かれるために、復路の鳥居の下は比較的空いているのです。
タイミングが合えば誰も映り込むことなく、延々と続く鳥居を背景に記念撮影することも可能ですよ。

おもかる石やユニークな絵馬で願い事を

千本鳥居を進んだ先にあるのが「おもかる石」と呼ばれるもの。願い事を頭に浮かべながら、おもかる石を持ち上げてみます。その時に、自分が想像していたよりも軽いと感じたらその願いは叶う、重いと感じたら叶わないと言われています。ぜひ一度は試してみてはいかがでしょうか。

また、伏見稲荷大社は絵馬もユニークです。本殿のそばで授与されるのが「鳥居型」の絵馬。千本鳥居で有名ということもあり、鳥居は伏見稲荷の象徴でもあるのです。絵馬は神社へ奉納するためのご利益品ですが、周辺のお土産物店では鳥居型の置物もたくさん売られていますよ。
千本鳥居をくぐった先の「奥社奉拝所」では白狐(びゃっこ)の顔をかたどった絵馬があります。もちろんこれは、稲荷の神様のお使い・白狐が由縁。木製の絵馬にカラフルに描かれていてとても目を惹くので、つい願掛けをしたくなります。商売繁盛が有名ですが、安産や、万病平癒、学業成就のご利益もあるとされていますよ。

時間があれば、ぜひ「お山めぐり」も

今回ご紹介したスポットは、伏見稲荷大社のほんの一部。いくつもあるお社をめぐり、山頂までまわると休憩を含め3時間は必要とも言われます。何度も来ていて一味違った京都観光をしたいなら、山頂を目指し京都を一望できる景色をぜひ体験してみてくださいね!

おくむらかなこ

関西在住のライター。ビンテージファッションが好きで、その延長として着物も普段着として楽しむように。大胆な色柄が多い昭和初期のアンティーク着物が特に好み。京都のガイドブックや情報誌の編集・ライターをしていたことから、京都の文化やグルメにも詳しい。

着物ライター おくむらかなこ
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