初心者さん要チェック! リサイクルショップで着物を買ってみよう

初心者さん要チェック! リサイクルショップで着物を買ってみよう

着物に興味を持ち始めたら、自分の着物が欲しくなるもの。でも着物の選び方がよくわかっていないうちは、高級なお店に入るのはちょっと遠慮してしまう、という人も多いのでは?そこで、今回は気軽に入れてお値段もお手頃なリサイクル着物店についてご紹介します!

着物は呉服店やデパートでなくても購入できる!

着物はデパートや呉服専門店でしか手に入らないというイメージはありませんか?そして、そういうお店は、初心者さんが入るにはやはりハードルが高いですよね。

でも大丈夫!実は、ほかにもいろいろな購入方法があるんですよ。

初心者さんでも利用しやすいのは、リサイクルショップやネットショップ。この2つはカジュアルな着物が手に入りやすく、普段着として着物を楽しみたい方にも特におすすめ。

その中でも今回は、リサイクルショップについてのご紹介をしていきます!

リサイクル着物店はこんなところ

実は全国のあちらこちらにある着物専門のリサイクル店。ネットで検索してみると、全国規模のチェーン店や地元密着タイプのお店など、いくつも見つかります。

洋服の古着屋さんと同じく、着物を仕入れるスタッフのセンスで品揃えが大きく異なります。昭和初期のアンティークと呼ばれるものや、昭和後期の比較的新しいものなどさまざま(そのため価格帯もさまざま)。

また、こうしたお店のほとんどは着物の袖口などに値札が付いていますので、後から値段を知ってびっくり!なんてこともありません。

自分に合うサイズの見つけ方

着物はオーダーメイドで仕立てることが多いため、「S・M・L」などのわかりやすい表示がありません。

リサイクル店の場合、気軽に試着させてもらえるところも多いので、羽織ってみるのが一番ですが、まずはサイズ表示を見てみましょう。値札に表記しているお店が多いです。

自分に合うかどうかの基準は、まずは「身丈」を見て判断しましょう。

身丈とは、衿の下から裾までの長さのこと。標準体型の方であれば、この長さを見るだけでだいたいOK。

目安は身長と同じ長さが最適で、身長のプラスマイナス5cmであれば着られます。それより短いと「おはしょり」が取りづらくなりますし、長すぎると生地が余ってシワの原因にも。

身丈が合えば「裄丈」も見てみましょう。裄丈とは、洋服でいう「袖」の長さ。背中の縫い目「背中心」から袖口までの長さを指します。腕を斜め45度に下ろしたときの、背中心から手首の関節(グリグリと出っ張った部分)までの長さと裄丈が同じだと最適です。

現代の人は昔に比べ手足が長い人が多いので、身丈がぴったりでも裄丈が短かく感じることも多いです。

フォーマルな場であればぴったりのサイズを着ることが望ましいですが、普段着であれば多少短くても問題はないでしょう。

リサイクル品はここを見て!汚れのチェック

中古品ですので、汚れや傷は何かしらあります。お店の方が教えてくれることもありますが、自分でも購入前にチェックして納得の上で購入しましょう。

汚れや傷が多いのは、衿、袖口、裾。黒ずんでいたり、食べこぼしのようなシミがあることも。目立つ汚れであれば、悉皆屋さん(着物のメンテナンス専門業者)に頼めば落とせるのか、お店の方に相談してみるのもアリ。

帯の汚れは結ぶと隠れることもありますし、冬物の着物であれば羽織を着て隠すという方法も。

ちなみに、普段からリサイクルやアンティーク品を着ている方は、多少の汚れは気にしていないことも多いです。「少しの汚れなら味」だと受け止めることも、着物を楽しむコツかもしれません。

普段着として気軽に着るにはリサイクルショップがおすすめ

新品を購入すると、どうしても高額になりがちな着物。最近は着物を着なくなった中高年の方が手放すことが増え、中古品がお手頃に手に入りやすくなりました。

その時代特有のレトロなデザインも多く、「人とはかぶらない」着物を楽しむことができますよ。お店もショッピングモール内など入りやすい場所にあることも多いので、ぜひ一度足を運んでみてはいかが。

おくむらかなこ

関西在住のライター。ビンテージファッションが好きで、その延長として着物も普段着として楽しむように。大胆な色柄が多い昭和初期のアンティーク着物が特に好み。京都のガイドブックや情報誌の編集・ライターをしていたことから、京都の文化やグルメにも詳しい。

着物ライター おくむらかなこ
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