浴衣で京都さんぽ。名物かき氷で一休みはいかが。

浴衣で京都さんぽ。名物かき氷で一休みはいかが。

京都の夏はうだるような暑さも名物のひとつ。
炎天下を歩くなら、こまめな休憩が大切です。カフェや喫茶店でひと休みするなら、一気に涼しくなれるかき氷はいかがですか?

祇園の町家でいただく「ぎおん小森」の甘夏氷

「ぎをん小森」は祇園の中でも特に観光客でにぎわう辰巳大明神のすぐそばにある甘味処。以前お茶屋さんとして使われていた建物がそのままの形で使われていて、窓の外には白川のせせらぎが見え、中庭も趣があってとてもきれいです。

こちらでぜひおすすめしたいのが、甘夏のかき氷(1200円)。
程よい甘みに少し酸味もあり、蜜の中には果肉も入っていて、果実をそのまま絞ったような味わいです。見た目のボリュームは大きいですが、あっという間に食べすすめられますよ。
また、こちらはパフェも人気。上にこんもりと丸く乗った抹茶アイスや、ぎっしりと具材の詰まった層は、つい写真に収めたくなります。かき氷とパフェをお友達と一つずつ頼んでシェアするのもいいですね。

店舗名

ぎをん小森

住所

京都府京都市東山区新橋通大和大路東入元吉町61

営業時間

11:00~20:00(L.O.19:30)

定休日

水曜(※祝日の場合は営業)

街なかの甘味処「梅園 寺町店」でトッピングの豪華なボリュームたっぷりの氷を

「梅園 寺町店」はお土産物店の並ぶ新京極のすぐそばにあり、街なかの観光に立ち寄りやすいお店です。みたらし団子やわらび餅など、長らく地元の人に愛されています。梅園の店舗はいくつかありますが、寺町店のクラシックな佇まいがイチオシ。

こちらでおすすめのかき氷は『宇治金時白玉+抹茶わらび餅』。
つぶあん、白玉、わらび餅が氷の上に惜しみなく乗っていて、ボリューム満点!一つ食べようとすると隣の白玉がごろんとこぼれそうになるので慎重に(笑)。人気の甘味処だけあって、白玉もわらび餅もそれだけで十分おいしいのに、かき氷のトッピングとして一度に食べられるなんて贅沢ですよね。

店舗名

梅園 三条寺町店

住所

京都府京都市中京区天性寺前町526

営業時間

10:30~19:30

小さなギャラリー「木と根」の喫茶室でいただく果実味あふれるかき氷

京都のメインストリート四条通を少し南に下がったところにあるギャラリー「木と根」。作家さんの器や雑貨が並ぶこじんまりとしたお店ですが、奥へ進むと喫茶室があります。こちらでいただけるのは10種類の蜜とトッピングがかかったかき氷。色とりどりの蜜の美しさにうっとりします。キウイやマンゴーのスクイーズは果肉の食感が残っているので、果物をまるごと食べているような贅沢な気分になります。
フォトジェニックな一品ですが、写真撮影は禁止されているのが少し残念なところ。席数が限られていて満席になることも多いので、時間に余裕をもって訪ねましょう。

店舗名

木と根 (kitone)

住所

京都府京都市下京区燈籠町589-1 1F

営業時間

12:00~17:00(L.O)

定休日

水曜・木曜(臨時休業あり、祝祭日の場合はその都度お問い合わせ)

人気洋菓子店の看板商品『モンブラン』から生まれた氷

地下鉄北山駅すぐそばにある洋菓子店「マールブランシュ」で人気なのが、看板商品の『モンブラン』をアレンジした『モンブランかき氷』。
たっぷりのマロンクリームが氷を包む姿はまさに山のよう!インパクト絶大ですが濃厚な味わいは期待以上です。氷の中にもメレンゲやクリームが隠れていて本格的なケーキと氷を一度に楽しんでいる気分。
氷は日光の老舗から取り寄せた天然氷なので、頭にキーンとくることのないやさしい冷たさです。アングレーズソースやカシスソースといったソースで味に変化を付けて楽しむこともできます。

北山は京都市郊外ですが、わざわざ訪れる価値ありです!早い時間に売り切れることもあるので、オープン間もない時間帯に行くのがおすすめです。

店舗名

マールブランシュ 北山本店

住所

京都府京都市北区上賀茂岩ケ垣内町40 植物園北門前

営業時間

[販売]9:00~20:00
[サロン] 10:00~20:00(L.O.19:30)


さいごに…夏だけの楽しみ・冷たいおやつは京都へ来たなら要チェック!

夏になるとさまざまなかき氷が販売されますが、今回ご紹介したものはどれも毎年ファンが待ちわびる定番的人気の商品です。
暑い時期だけのお楽しみなので、京都へ遊びに来られるなら、ぜひスケジュールに入れて機会を逃さないようにしてくださいね!

おくむらかなこ

関西在住のライター。ビンテージファッションが好きで、その延長として着物も普段着として楽しむように。大胆な色柄が多い昭和初期のアンティーク着物が特に好み。京都のガイドブックや情報誌の編集・ライターをしていたことから、京都の文化やグルメにも詳しい。

着物ライター おくむらかなこ
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