着物の似合う京都のレトロ喫茶店

着物の似合う京都のレトロ喫茶店

観光でもお買い物でも、「カフェや喫茶店でホッと一息」の時間は欠かせませんよね。
レンタル着物や愛用の着物を着てお出かけするとき、着物姿の似合うカフェや喫茶店ならさらに気分が上がります。
そこで今回は、味だけでなく雰囲気も楽しめるレトロな喫茶店をご紹介します。

重厚感ある作りは圧巻!「喫茶 築地」

「喫茶 築地」は外観も店内のしつらいもどっしりと重厚感のある造り。

店内に置かれた調度品は、創業者が買い集めたアンティーク品なのだとか。

着物で行くなら、深い色味のアンティークがよく似合います。

男性がスタッフがキビキビと動きまわり、クラシック音楽が流れる店内。

ゆっくりと音楽に聴き入る人もいるため、一人か少人数で静かに過ごしたい人に特におすすめのお店です。

また、こちらは「ウインナーコーヒー発祥の地」とも言われています。コクのあるコーヒーに濃いめのクリームがマッチして、贅沢な味わい。ぜひ味わってみて!

店舗情報
お問い合わせ075-221-1053
住所〒604-8026 京都府京都市中京区米屋町384-2
営業時間11:00~18:00
定休日無休

店員さんの制服までレトロかわいい「フランソア喫茶室」

前述の「喫茶 築地」とは異なり、女性的なイメージなのが「フランソア喫茶室」。ドーム型の天井やステンドグラスがロマンチックで、教会のようでもありますが、こちらは豪華客船をイメージして作られたのだとか。

国の登録有形文化財にも指定されている、歴史ある建物です。

建物と合わせて特徴的なのが女性店員さんの制服。20世紀初頭を思わせるワンピースで、建物ともマッチしています。

店内は2つの部屋が合わさったような間取りになっていて、意外と広め。

仕切りが少なく開放的なこともあり、友人同士やカップルで和やかに話し込む人も多いですよ。

着物で行くなら、大正ロマン風のアンティークや、袴スタイルの”お嬢さん風”が似合います。

こちらのコーヒーは、フレッシュクリーム入り。

まろやかなお味で、ブラックコーヒーが苦手な人でも美味しくいただけると評判です。

ちなみに、こうしたレトロな喫茶店には珍しくアルコールもいただけるお店なんですよ。アルコールをたしなみながら読書にふけるのもオシャレですよね。

店舗情報
お問い合わせ075-351-4042
住所〒600-8019 京都府京都市下京区船頭町184 四条下ル, 西木屋町通
営業時間10:00~22:30(L.O.22:00)
日曜営業
定休日無休

京都の喫茶店へ行くなら、外せないのが「イノダコーヒ」

「イノダコーヒ」は一度は行くべき喫茶店。モーニングが人気で、「京都の朝は、イノダから」と言うキャッチコピーもあるほど、地元の人が昔から親しんでいるお店です。

食事メニューが多いことも特徴で、モーニングからランチ、午後のカフェタイムまでどんなシーンでも利用しやすいお店です。

京都市内にいくつも店舗がありますが、おすすめはやはり本店。

本店は、本館と旧館の二つの建物からなっており、特におすすめなのが旧館。テラス席があり、アーチ型の大きな窓が古いお城のよう。日差しがたっぷり射し込んで、お着物もひときわ美しく見えますよ。

旧館の通りに面した方の部屋は「メモリアル席」と呼ばれています。こちらは創業当時の調度品が飾られ、椅子の赤いベルベッドが映える美しい空間。普段は本館や旧館のテラス席に通されることが多いので、メモリアル席に座れたあなたはラッキーかも!

老舗でありながら親近感もあるので、着物で行くなら紬や銘仙などで”こなれ感”のあるコーディネイトが合いそうです。

店舗情報
お問い合わせ075-221-0507
住所〒604-8118 京都府京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140
営業時間7:00~19:00
日曜営業
定休日無休

ゆったりした空間を乱さないように…。店内で撮影するときの注意

素敵な空間だと、ついたくさん写真を撮りたくなりますよね。

でも、お店や他のお客様に迷惑にならないか十分注意が必要!

店内を動き回る、お店の貴重な調度品に手を触れる…などはもちろん、写真撮影は店員さんや他のお客様まで写り込んでしまうのは大変失礼にあたります。SNSにアップするのももちろんNG!

どんな人にとっても重要なマナーですが、着物姿でそれをしているとさらに目立ってしまいますよ。

そもそも店内の写真撮影が不可のお店もありますので、事前にお店の方に確認する方が安心!

クラシカルで優雅なお店の雰囲気を大切に

レトロでおしゃれな喫茶店に入ると、つい気分が上がってはしゃいでしまいがち。しかし、お店の優雅な雰囲気を大切にするためにも、ここは「しっとりとした大人の女性」になりきって! お店に世界観にぜひ溶け込んでみませんか。

おくむらかなこ

関西在住のライター。ビンテージファッションが好きで、その延長として着物も普段着として楽しむように。大胆な色柄が多い昭和初期のアンティーク着物が特に好み。京都のガイドブックや情報誌の編集・ライターをしていたことから、京都の文化やグルメにも詳しい。

着物ライター おくむらかなこ
関連記事&スポンサーリンク