【着物レンタルを成功させるために】失敗例から学ぶ後悔のない着物レンタルをするための対策法

【着物レンタルを成功させるために】失敗例から学ぶ後悔のない着物レンタルをするための対策法

よく「失敗から学ぶことは多い」、「失敗を恐れるな」という言葉をよく聞きますが、一生に何度もあるわけではない着物レンタルに後悔することはできるだけ避けたいですよね。

そこで今回は、着物レンタルを経験したことのある先人の2つの失敗例から、後悔のない着物レンタルをするための対策法を考えていきましょう。

あぁ…、着物レンタルに失敗したなと思うのはこんな時!

成人式の振袖や卒業式の袴、子どもの入園式や卒園式、七五三、お宮参り、さらには結婚披露宴、お茶会のための訪問着など、着物レンタルを利用するタイミングは人によって多いこともあれば、一生に一回だけ、または数回だけといったこともあるでしょう。

どんな時でも、着物レンタルをするためにはコストがかかるものですし、振袖レンタルにもなると数千円で済むことはなく通常であれば数十万円かかるのが基本です。

だからこそ、万が一失敗してしまったときには残念な気持ちになりますし、後悔だけが残る結果になってしまいます。成人式や卒業式など、人の人生で一度きりのことが多い晴れ舞台は絶対に失敗は許されませんし、これ以上ない最高の思い出を残すためには成功例だけでなく失敗例というマイナスの部分にもより目を向けることも時には大切です。

それでは早速、着物レンタルの失敗例から学ぶ、お店選びのポイントや注意したいことなどを見ていきましょう。

せっかくの晴れ舞台に好きな色柄の着物が予約できない!?

これは本当に多い失敗例です。

着物レンタルのお店に行って着物を選ぼうと思ったというまでは良かったのですが、肝心の自分が気に入った色柄の着物を選ぼうとしたときに「すでに先決がいて予約ができない」という状況が発生することがあります。

お店にはたくさんの希望に合わせた種類も豊富な着物があります。ただし、それら全てを自由に選べるかといったらそうではなく、同じ時期に利用する先決がいれば予約すらできないという状況に陥っています。

大事な晴れ舞台で着物選びを妥協したくはありませんが、かといって先決がいる着物を無理やり着るわけにもいきません。それ以上に気に入る着物がなければ他の店をまわるなど時間がかかりますし、ますます着物の選択肢が少なくなってしまいます。

「パンフレットなどの広告に掲載されている着物から先決が増えていく」

成人式や卒業式のために着物レンタルをするという方が多いですが、この場合は基本的に「パンフレット」や「広告で掲載されている着物」の人気が高く、これらの着物から先に予約が殺到して種類が少なくなっていくのが基本です。

また、振袖や袴の色柄として定番と呼ばれる着物は特に人気が高いですし、毎年の傾向を見てもそういった着物から先に予約が入っていくようです。

そこで覚えておきたい対策がこれ!

気に入った振袖や袴に先決がいて、予約ができないという失敗を防ぐためには「誰よりも早く予約をする」ということが一番の方法です。

好きな着物を予約できなかったという人に多いのが、ギリギリまで予約を先延ばしにしてしまったことが原因です。そのため、「絶対に気に入った着物を予約する!」という目的を持つ方は、誰よりも早く着物レンタルショップに行くことが大切です。

お店によっては一年前から予約を受付けている、またはそれ以上も前から予約を受付けていることがあるので、いつ頃に着る予定かをお店に伝えて何時から予約ができるかを事前に確認しておくのもおすすめです。

特に、成人式の前の年、10月頃は振袖の予約や試着希望の方が増えると言います。そのため、この時期は着物レンタル店自体が非常に混雑するので、こういったケースを避けるためにも、心配性な方は「少し早すぎるのでは?」という位のタイミングで着物レンタルショップを訪れてみて下さい。

美容室に直接宅配してもらったけど中身を確認し忘れた!?

振袖や袴など、さまざまな着物の種類がありますが、着物レンタルを利用するとセットをその場ですぐに着付けてもらう場合もあれば、自宅や着付け師の教室、または美容室などに宅配してもらえます。

そして、この「宅配」という方法がちょっと気を付けておきたいことなのです。

注文した着物セットが30点や20点など、プランによって着物セットに含まれる内容が色々と異なります。もちろんこういったセット内容は宅配手配をする店側がきちんとチェックしなければならないのですが、何分人手作業なので絶対に間違いや失敗はないとは言い切れないのです。

着物をはじめて着る方や着付けはほかの人にしてもらうという時には、送られてきた着物一式をグチャグチャにしたくないと中身を見ることなく当日まで保管していることがあります。ただし、これが失敗のもとでもあるのです。

「セットの中に足りない道具があった・・・」

この問題は、それほど珍しい例でもありません。

30点セットで注文していた着物一式の中に、着付けで必要になる道具や、はたまた絶対にないといけない袴や帯が入っていなかった・・・、という手違いが結構あるからです。

着物の初心者の方であればセットリストをみても何がどれを指しているのか判断が付きませんので、着付けをする日の数日前まで、足りない物があることに気付きません。

着付け師がその道具を持っていれば良いのですが、着物コーデとして外から見える部分に関しては足りていなったでは大きな問題ですし、注文したお店が自宅よりも遠ければすぐに送ってもらうこともできないので大きなトラブルに発展します。

そこで覚えておきたい対策がこれ!

セット一式が揃っていない可能性もあることを視野に入れておけば、対策はこれしかありません。「着物が届いたら詳しい人にチェックしてもらう」ということです。

着物について全く知らないという人が見ても何が足りないのか見当もつかないので、そういった時には必ず当日着付けを担当してもらう着付け師さんや、着付けが出来る人にチェックリストを見ながら全ての道具が揃っているかを見てもらいましょう。

宅配着物レンタルの場合は、着物を着る日の数日前、早いときで1~2週間前ほどに手元に到着しているのが一般的です。そのため、届いたときのタイミングでセットが整っているかを着物に詳しい人に見てもらいましょう。

着付け師や美容室は前日に着付けの準備を整えておくことが多いので、当日よりも前に着物一式を持ってきてほしいと指示を受けるのが一般的です。しかし中には、セットが揃っていないわけもないと高を括り、全くチェックをしないという人もいます。

それでも、当日の主人公はあなた自身ですので、着付け師や美容室からの指示がなくても「セット内容が揃っているかを確認してほしい」と自らお願いすることが失敗を防ぐためには大切なことです。


まとめ

はじめて着物レンタルをするときに「みんなに褒められたし大満足」、「数年も前だけど今でも大切な思い出として鮮明に記憶がある」というケースは、着物レンタルに成功した方の例といえるでしょう。

今回ご紹介した二つの失敗例は、着物レンタルをする方に特に多いとされる失敗です。どちらも失敗例や対策を知っておくだけで、可能な限り回避できる失敗ばかりなので、着物レンタルを利用する前には必ず抑えておきたいものです。

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